=帯広・十勝のシェフがお届けする=第26回とかちの大収穫祭(1)

帯広支部編集部長 岡田 美佳

第26回とかちの大収穫祭 開催報告

令和7年10月28日娔月娘/北海道ホテル
秋の実りに恵まれた十勝にて、「第26回とかちの大収穫祭」が北海道ホテルにて開催されました。
生産者・協賛企業・料理人が一堂に会し、地域の食材と食文化の魅力を共有する大変意義深い一日となりました。

■第1部 展示会・講演・料理コンテスト・料理講習会

午前10時より、サッポロウエシマコーヒー様のご協力による食品展示会・食器即売会が行われ、多くの一般来場者や関係者で賑わいをみせました。
ブースでは新商品や食材・資材が紹介され、料理人同士の交流と情報交換の場としても充実した時間となりました。

続いて、小麦フォーラム2025「十勝産小麦とパンの魅力」では、ますやパン常務取締役・麦音店長 天方慎治氏が登壇され、ご自身の歩みや十勝小麦の特性、地域との関わりについて講演されました。十勝の食の力を改めて実感する学びの時間となりました。

11時30分からは、帯広調理師専門学校の生徒による「盛り付け料理コンテスト」が開催されました。
出場した6名の生徒は、校内コンクールにより選抜された代表であり、緊張の中で限られた時間に全力で作品づくりに取り組む姿勢に尊敬の想いで溢れました。
入賞者の発表はこの第一部の中で発表されましたが、どれもが素晴らしい作品ばかりでした。選手一人一人の表情はやりきった気持ちと自信も感じられ私達もたくさんの刺激をもらいました。
表彰式は夜の部にて執り行われることになります。

午後からは、「芽室町落花生を使った料理講習会」として二部構成の研修が実施されました。
まずは知識研修として、JAめむろ芽室町落花生生産組合 組合長/メムロピーナッツ株式会社代表取締役 藤井信二氏より、落花生生産の背景や取り組み、地域での挑戦についてご講話いただきました。

続いて料理講習では、日本中華料理協会帯広支部 副支部長/株式会社ビゴラス代表取締役 掛村真二氏による「芽室町の落花生を使った中国料理」が披露されました。
落花生を主役として活かす調理法と発想は大変興味深く、参加者に新たな視点を与える内容となりました。