国指定重要文化財豊平館落成140周年記念『Maia薫風美食の宴』

現存する日本最古の木造ホテルであり、北海道洋食文化の原点ともいえる『豊平館』。

その落成140周年を記念した「Maia薫風北海道美食の宴」を、北海道地方本部と札幌支部合同の総会懇親会を兼ねて5月31日に札幌パークホテルで開催しました。当初は2020年開催を予定していましたがコロナ禍で4回延期、5回目でようやく実現し、当日はアメリカ大使館農産物貿易事務所ATO所長のバーク・チャンダ氏をはじめ来賓や賛助会社など約160名にご出席いただくことができました。

記念メニューは「拓かれた北の大地 百花繚乱の足跡・歴史の鼓動が息づく極上の一皿 食の万華鏡」と銘打ち、札幌伝統野菜札幌黄をつかいアイヌ食文化を現代風にアレンジしたオハウスープや、西洋料理のクラシックな料理クルビャックサーモンを新しい解釈で仕立てた道産桜鱒ムニエル、宮中晩餐会の伝統的メインディッシュでもある羊料理、石狩産羊乳を使ったデザート等々、北海道が誇る地元産食材を多様に活かし、その歴史を切り拓いてきた人々への敬意が一皿一皿に込められたフルコース。

また料理のイメージと合わせた箏と馬頭琴の生演奏、館長による豊平館の見どころ解説、食材と料理の説明なども交えた宴を、皆様に楽しんでいただけたようです。