3年ぶりとなる札幌支部女性部主催の勉強会が11月4日札幌パークホテルで開催され、調理師や一般の方17名が参加。「食品添加物」をテーマに、女性部の小路弘孝部長と安藤百合子次長が講師を務めました。
まずは加工食品診断士の資格も持つ小路部長が「食品添加物とは何か」を説明。「食品衛生法では食べ物を作ったり加工や保存したりする際に加える調味料・保存料・着色料などを言い、400項目4500種類以上ある。添加物とはどういうものか知って食べるか知らずに食べるか。ぜひ知って、この先の選択に活かしてほしい」とスタート。
食品に求めがちな「安い、簡単、便利、美味しい、きれい」は添加物で作られているものが多く、コンビニのおにぎりやお弁当の食品表示で/(スラッシュ)の後ろはすべて添加物。おにぎりで平均して30種類の添加物が使われているなど画像を見ながら説明後、本題の甘味料に。
「清涼飲料には平均してこれくらい」と見せてくれたペットボトル入り白砂糖の量に驚愕の声が。糖分の取りすぎは低血糖を招き行動の問題などにもつながっているそうですよ!その後は実際にブドウ糖加糖液糖、香料、着色料をプラスチックカップに少量ずつ入れて水を灌ぎ、小路先生は魔法使いのように〇〇レモン風、〇〇ンタオレンジ風、〇ーラ風の飲み物を次々作ったのでした。
後半は安藤先生による「乳化剤」。ケーキ等の生クリームに使うことで時間がたっても崩れにくく持ち運びもしやすくなるそうです。ホイップした「乳化剤入り」と「無添加」の生クリームを試食し、参加者も舌ざわりの違いなど熱心に研究していました。
体への影響も懸念される食品添加物ですが「日常生活で避けて通ることは難しいからこそまずは知って、体に良いものを食べる、同じものばかり食べすぎないなど食に気を付けながら、これくらいは大丈夫かな?という自分なりの基準をもつことも大切では」とのお話に参加された皆さんも頷いていました。
女性部では次回のテーマも決まっているそうです。どうぞお楽しみに!